旬の里芋

煮物にはかかせず、独特の食感でとても美味しい里芋。
そんな里芋も旬の真っただ中、里芋の食用と保存方法をご紹介します。

里芋の茎を切り取り、根を掘り起こすと、下の写真のように直径30cm〜40cmぐらいの大きな塊となっています。
里芋は、東南アジアが原産のタロイモ類で、英語でも『taro』です。『太郎』?
サツマイモやジャガイモのように根に芋が育つのではなく、親芋に寄り添うように、子芋、孫芋とたくさんの芋ができて塊となっています。

食用にするときは、この塊をバキバキと分解して、土を洗い流して乾かします
この写真が分解したところです。

続いて、このように洗った芋を並べて、乾かして食用として出荷します。

保存する場合は、分割せずに土がついたまま、が基本です。
分割した切り口から腐敗してくるのです。
特に、信州・安曇野は凍結しますし、ネズミなどに食べられないようにするためにも穴に埋めて保存します。

この写真が、保存するための穴を掘ったところです。
おおよそ60cmぐらいの深さでしょうか。

ネズミ対策のため、周りに壁を作ります。

茎の切断面側を下向きに、里芋の塊を並べ、上にもネズミ対策の蓋をします。

適度な湿度を保つため、米のもみ殻で塊の上下を覆います

最後に、上に土を盛り上げます。
今回はビニールハウスの中に穴を掘ったので土を盛っただけですが、露天の場合はビニールシートなどで覆った方がいいでしょう。
露天の場合は、穴の深さも80cmぐらいの方がいいでしょう。

保存した里芋が、来年の春には親芋となり、苗となって出荷されます。

ちゃんと保存されてるかな~?
ちょっと心配、ちょっと楽しみですね。

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